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日帰り手術の山本醫院。下肢動脈瘤や、痔、鼠径ヘルニアなどの治療を日帰りで行っています。

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下肢静脈瘤Q&A

下肢静脈瘤から出血したとき、どうすればよいのですか?
圧迫と下肢挙上。まず、出血している所をハンカチなどを当て、強く押さえてください。次に、その足を心臓より高く挙げてください。下肢静脈瘤ができていると、静脈圧が高くなっているので、相当な勢いで出血することもあります。しかし、静脈からの出血なので、あわてず、圧迫と下肢挙上をしてください。これで出血は止まります。
強く押さえた部位を、タオルや包帯で縛って圧迫を続けてください。そして、早急に、救急処置のできる病・医院に連絡して治療を受けてください。応急処置後は、専門医による根本的治療を受けてください。出血を繰り返す危険があります。
下肢の皮膚が赤くなり、熱を持って痛くなったのですが?
血栓性静脈炎といって、静脈瘤の中に血栓(血のかたまり)ができて、炎症を起こした状態だと、抗炎症剤などによる治療が必要なので、早急に血管外科を受診してください。
急に足全体が腫れてきました。どうしたらよいですか?
深部静脈血栓症を起こした可能性があります。突発的に発症する下肢全体の腫脹、緊満感、鈍痛、表在性静脈怒張、非腹部の圧痛などの症状がみられます。早期治療が必要なので、すぐに血管外科を受診してください。
脚の静脈がこぶのように浮き出る下肢静脈瘤はどうして出来るのですか?
遠い昔、ヒトが二足歩行を始めてからの病気です。立っているとき静脈血は重力に逆らって脚から心臓へ上って行かなければなりません。そのために静脈には心臓に向かって流れるときだけ開く、一方交通弁がついています。立ち仕事などで長時間、血液が欝滞(うったい)していると、この弁(逆流を防止する弁)が壊れてしまいます。
血液の逆流防止弁が壊れることが原因で、妊娠・出産と立ち仕事それに遺伝的素因が女性の静脈瘤の3大原因と言われています。
長年、悩んでいるので診察を受けたいのですが、検査などは痛いんでしょうか?
検査は基本的に超音波だけです。皮膚にゼリーを塗って血管のうえをなぞります。ですから痛みは全くありません。診察と超音波検査の所見で、治療方針を決めます。治療方法には、弾性(圧迫)ストッキング、注射(硬化療法)や手術、血管内レーザー治療およびそれらの組み合わせがあります。患者さん各々に仕事・介護など諸事情がありますので、詳しく説明し相談のうえ最も適切な方法を選びます。
下肢静脈瘤は逆流防止弁が壊れて生じると聞いたのですが、症状は?見た目が悪いだけですか?
血管が浮き出て蛇行し目立つため”恥ずかしくてスカートがはけない。温泉や海水浴にいけない。”などと美容面の負い目から、制約のある人生を送っている人、かゆみやだるさ、重い、こむら返り、色素沈着などの不愉快な症状(血液の欝滞により老廃物がたまるため)に永年悩まされている人が多数います。さらに進むと皮膚が硬くなり(欝滞性皮膚炎)、治りにくく再発しやすい潰瘍ができ、強い痛みなどのため自由を奪われている人もいます。また息切れや転倒などの危険な症状が出ることもあります。
それらの症状は治るんですか?
治ります。下肢静脈瘤は”治す事が出来る病気である”ことを知っていただきたいのです。多くの人々が、ひどい病状に苦しみながらも諦めています。どこに行ったらいいのか、何科を受診したらいいのか分からず、困っている人は是非受診してください。典型的でない、多彩な外見を示すこともあり”治らない、年のせい、命に別状ないので放置しておいて良い”などと説明を受けることも多いようですが、治療経験が豊富な専門医はきちんと対応します。男女を問わず、また何歳でも(私の手術経験は92歳の男性が最高齢です。)一日も早く治療して、苦痛から解放されるよう願っています。
どんな治療法があるのですか?
弾力ストッキングは最も手軽な治療法で、医療用のストッキングを履いて下肢を圧迫し、静脈が瘤(こぶ)のように腫れなくする方法で、静脈血の欝滞(うったい)が防げるため「だるい、重い」などの症状が軽くなります。また、立ち仕事の人などが履くと静脈瘤の予防効果もあります。しかし、出来てしまった静脈瘤が治ることはありません。
注射で治す方法があると聞いたのですが。
皮下の浅いところに出来た径1mm以下のクモの巣状、網目状静脈瘤には、極細の針で薬を注入して治す硬化(注射)療法を行います。
手術について教えてください。
逆流防止弁が壊れた太い静脈瘤には、いたんだ血管を取り除いてしまうストリッピング手術が最適な治療法です。最近では、我が国でもレーザーストリッピング手術が始められましたが、これは静脈の内腔にレーザーを照射し、静脈を塞いでしまう方法です。局所麻酔で行う場合は、手術後すぐ歩くことが出来、家事などの軽作業も可能です。
静脈瘤は保険診療がきくのでしょうか?
もちろん保険診療で治せます。ただし、レーザー治療だけは、残念ながら、ごく最近始まったばかりで限られた施設のみでやられているため自費診療になります。
レーザー治療について教えてください。
下肢の一カ所に局所麻酔をして小さく切開、そこから細いレーザーファイバーを静脈の中に入れ、血管内にレーザー照射をして塞いでいきます。手術時間は30分から1時間、手術直後から歩くことが出来ます。
従来のレーザーとの違いはあるんですか?
以前は半導体レーザーが使用されていましたが、術後の皮下出血、疼痛が高頻度に認められ日常生活への復帰が遅れることが問題となっていました。しかし下肢静脈瘤の治療専用に開発されたパルスヤグレーザーによる治療は、痛みや出血がほとんどなく、翌日から仕事に復帰できます。
他の治療法はありますか?
レーザーを使わず静脈を引き抜くストリッピング手術も行っています。この方法も局所麻酔で行い、日帰り出来ます。午後来院して、手術が終わりしだい帰宅できます。

肛門疾患Q&A

排便時に血が出たときは?
紙に少しつく程度なら軽い内痔核か裂肛が考えられます。すぐ止まるのであわてないことが大切です。ウオッシュレットや坐浴でお尻を清潔にし、軽くガーゼを当てます。お尻を心臓より高くすると、血が止まりやすくなります。
激しく痛んだら?
急に肛門周囲の一部が腫れて痛むのは、血栓性外痔核や内痔核の部分的嵌頓、肛門の全周がひどく腫れるのは嵌頓痔核の可能性があります。裂肛は排便のあとも強く痛みます。安静第一で膝を曲げて横向きに寝る姿勢をとります。患部を温めるとよいのは、血栓性外痔核や嵌頓痔核などです。うっ血が原因なので、お尻を温めて血行をよくすることで痛みが和らぎます。患部を冷やすとよいのは、肛門周辺が熱を持ち、腫れてズキズキ痛む肛門周囲膿瘍です。患部に炎症が起こっているので、氷のうなどで冷やすと痛みが和らぎます。
肛門から何か出ていると感じたら?
自然に戻る場合は初期の内痔核、進行すると指で戻さなければならなくなり、さらに進むと出っぱなしになります。似たものに肛門ポリープや直腸脱があります。触って痛みがない場合は、患部に清潔なガーゼなどをあて、脱出物を肛門の中に戻します。軟膏などを塗ると戻しやすくなります。ただし、戻らない場合や触ると激痛が走る場合は絶対に無理をしないでください。
症状が落ち着いたら必ず痔を専門にみる肛門科で診察を受けてください。
痔ではなく、大腸がんなどの場合があるので自己判断は禁物です。
血栓性外痔核とはどんな病気ですか?
外痔核は肛門のまわりの皮膚の下の血管がふくらんだもので、血栓性外痔核は、外痔核の静脈の中に急に血の塊(血栓)ができたものです。便秘で強くいきんだり、長時間同じ姿勢でいたり、冷えなどで肛門に負担がかかったりしたとき突然起こるのが特徴です。
診断は難しいのですか?また、症状は?
視診により一見して診断がつきます。肛門のまわりに青紫色をした半球状のしこりができて腫れ、触ると硬くクリクリして強い痛みがあります。大きさは2~3mmから2cm大のものまで種々あり、肛門縁の左右に単発で発生するものがほとんどです。急に肛門の痛みと何か異物が付着したような違和感を覚えて発症することが多く、夜間寝ている間に発症し、朝起きたら肛門部に有痛性のしこりができていて、坐位がとれないなどの定型的な症状を訴える方もいます。
一般的には出血は認められませんが、自然に破れて血栓が少し露出したために、出血がいつまでも続き来院する方もいます。血栓が化膿することはありません。
どんな経過をとりますか?
軽いものでは1~2週間で腫れと痛みは取れますが、血の塊(血栓)が吸収されてなくなるにはかなり長期間かかります。また、症状がひどいものでも時間をかければ自然に治まっていく傾向があるので、早い時期に、腫れ・痛みを取るような薬を用いると早く楽になります。放置していて血栓部分が自壊し、出血が続くために受診する方もいます。
手術が必要なことはありますか?
血栓が大きいときにはこれを除くと治ります。この処置は、外来で簡単に行うことができます。局所麻酔下に小切開し、血栓を摘除した後は、車の運転や仕事もできて、翌朝から入浴も可能です。5mm以下の小血栓も放置しておくと1週間ほどで吸収されますが、4~5日は痛みがあること、血栓が器質化して残ったり、肛門皮垂として裂肛の原因になることがあるので、初診時に摘除したほうが患者さんの満足度が高いようです。

鼠径(そけい)ヘルニアQ&A

ヘルニアとは、どんな病気ですか?
ヘルニアは、何かが飛びだした状態を指す言葉で、体の様々なところに起こります。ももの付け根(鼠径部)に出てくるものを鼠径ヘルニアと呼び、本来お腹の中にある臓器(腸など)が、お腹の壁(筋膜など)の弱くなった部分から、皮膚の下に出てくる病気です。お臍の部分に出てくるものを、臍ヘルニア、お腹の手術の傷跡などに出てくるものを腹壁瘢痕(はんこん)ヘルニアと呼びます。
単にヘルニアというと椎間板ヘルニアがよく知られていますが、これは整形外科の病気で、ヘルニアの出口が腰椎の椎間板にあるのでその名前が付いています。
どうして鼠径(そけい)ヘルニアになるのですか?
おなかの壁(腹壁)の抵抗の弱い部分に腹圧が加わり、内臓が押し出されてくる(脱出する)ためです。
どんな症状があるのですか?
ヘルニアの部分(ヘルニア門)がふくらみます。特に立った時や、お腹に力を入れた時に、腸などがヘルニア門から皮下に出てきてふくらむため“脱腸”とも呼ばれます。近くの神経を圧迫して痛みを伴ったり、脱出した腸などが、お腹の中に戻らなくなったりしたら(嵌頓と言います)腹痛、吐き気、嘔吐などの症状が出ます。
嵌頓(カントン)ヘルニアは緊急手術の対象となり、直ちに治療しなければ命にかかわることさえあります。
ヘルニアの構造についてお聞かせ下さい。

ヘルニアは図のように、ヘルニア門、ヘルニア嚢、ヘルニア内容(腸など)、ならびにヘルニア皮膜より成ります。ヘルニアの出口にあたる部分をヘルニア門、ヘルニア門から腹膜が外方に飛び出た部分をヘルニア嚢、ヘルニア門からヘルニア嚢内に脱出している臓器をヘルニア内容といいます。鼠径ヘルニアは足の付け根の鼠径部にヘルニア門があります。

治療法について教えてください。
鼠径ヘルニアは、手術のみが根治的な治療方法で、薬や注射で治ることはありません。手術は、ヘルニア嚢を周囲の組織から遊離し、飛び出したヘルニア内容をお腹の中に戻して、その出口であるヘルニア門を塞(ふさ)ぐことを順次行います。以前はヘルニア門を塞ぐために、筋肉や筋膜を縫い合わせていましたが、最近はヘルニア門の閉鎖に人工素材(メッシュ)が使われるため、術後の安静も必要なく、緊張や痛みが少ないため、日常生活にすぐに復帰できる「日帰り手術」が可能になりました。
ヘルニアバンドは手術が行えない事情がある場合に、ヘルニアの脱出を押さえるために使用されますが、これで治ることはありません。
鼠径(そけい)ヘルニアの合併症について教えてください。
鼠径ヘルニアの最大の合併症は嵌頓(かんとん)です。ヘルニアは、お腹に力の加わらない状況では自然とへこんでしまい、なかには自分で押し込む人もいます。飛び出したり、引っ込んだりすることがヘルニアの特徴ですが、飛びだしたヘルニア内容が元に戻らなくなる異常な状態を嵌頓といいます。
嵌頓(かんとん)になるとどんな症状が起こるのですか。

嵌頓(かんとん)が起こると、ヘルニアのふくらみが硬くなり、強い痛みや吐き気、嘔吐を伴い、ヘルニア部分の皮膚が赤くなってきます。鼠径ヘルニアの内容は大部分が小腸ですから、これがお腹の中に戻らなくなると、ヘルニア門で締め付けられてしまい、小腸へ血液がいかなくなる虚血(きょけつ)状態になります。血行不全が進むと、小腸の壁が壊死(えし)し、穿孔(せんこう)といって腸に穴が開きます。
穿孔がおこると、小腸の中にいる大量の細菌が、体内に吸収されて血液中に入り、最終的には敗血症と呼ばれる重篤な状態に陥ります。ショック状態になると、血圧低下、冷汗、やがて意識消失に陥り、そのまま治療しないと生命にかかわることになります。
鼠径ヘルニアの手術は、このような嵌頓(かんとん)から起こる最悪の状態を未然に防ぐために行うことが最大の目的とも言えます。

鼠径ヘルニアの嵌頓(かんとん)が疑われた時には、どうすれば良いですか。
すぐに医療機関を受診してください。嵌頓の診断がついたら、なるべく早く嵌頓状態を解除しなければなりません。それには徒手的環納術と手術的治療があります。
徒手的環納術は、皮膚の上から、手でヘルニア内容をお腹の中に戻す方法で、ヘルニア門が比較的広い、嵌頓してから時間がたっていないものが適応となりますが、嵌頓を起こして長時間経た例や、局所に炎症がある例、すでに二次性ショックを起こしているもの等は、偽環納(腸が締め付けられたまま、皮膚からは触れにくくなった状態)や壊死腸管環納(壊死した腸が、お腹の中に戻ってしまった場合)などの危険があるので行ってはなりません。
鼠径(そけい)ヘルニアの手術方法について具体的に教えてください。
鼠径ヘルニアは、本来お腹の中にある腸などが、お腹の壁にあいた穴(ヘルニア門)から皮膚の下に飛び出てくる病気です。手術は、まず飛び出たヘルニア嚢(脱出した腸が入っている)を、お腹の中に戻します。次に壁にあいた穴をふさいで、腸などが再び出てこないように補強します。
どのようにしてふさぐのですか?
下腹部を切開して行う方法と腹腔鏡を用いて行う方法がありますが、最近ではいずれの術式でも、人工補強材(メッシュ)を用いる方法が一般的になっています。従来は、ヘルニア門を閉鎖するのに、筋肉(筋膜)を縫い合わせていましたが、寄せて縫い合わせた筋肉が緊張し、時間が経つと緊張部分の筋肉が裂ける危険性がありました。そのため明らかに再発率が高いことが分かってきました。一方メッシュを用いて穴をふさぐ方法では、縫い合わせることがないので、筋肉の緊張をともないません。従って、術後の安静臥床も必要なくすぐに歩くことが出来、再発率も低くなりました。
メッシュは体に害がなくやわらかい素材で作られています。写真のようにプレート状やプラグ(栓)状のものがあり、患者さんのヘルニアの種類や筋肉(筋膜)の強さなどによって、適切なものを選んで使用します。
メッシュの使用に加え、麻酔薬の開発や麻酔法の工夫により、日帰り手術が可能になりました。
体の中にメッシュを入れても大丈夫なのですか?
メッシュ(人工補強材)を用いる方法(緊張がかからない方法)は、アメリカを中心とした外国ですでに20年近く前から行われ、安全性が確認されています。我が国でも最近数年間で急速に一般的な手術になりました。メッシュは人の体の中に入れても全く害がない材料で作られていますので、このメッシュをいれることについて心配することはありません。
日帰り手術の前にはどんな検査をしますか?
初診時には、基本的に超音波検査だけを行います。脱出している臓器の検索などが主な目的ですが、まれにほかの病気が見つかることもあります。
例えば、陰嚢(のう)水腫(しゅ)や精索水瘤(りゅう)、精索や会陰部の静脈瘤などを認めたり、腹膜にできた腫瘍が脱出していることもあります。その場合には、原疾患の治療も同時に行う必要があり、日帰り手術はできないこともあります。
その他、原則的に血液検査、心電図、レントゲン検査を行い、手術のリスクを判定します。心臓や肺などの重要臓器に異常を認めた場合には、専門医に依頼して手術の可否などを厳密に検討してもらいます。
手術前に注意することはありますか?
現在治療中の病気や過去にかかったことのある病気、アレルギー(薬や食品など)の有無、さらに、服用中のお薬はすべて知らせてください。特に、脳梗塞(こうそく)や心筋梗塞、不整脈などの治療薬、婦人科や泌尿器科で処方されたホルモン剤なども、必ず知らせてください。手術時に出血が止まらなくなったり、逆に異常にかたまりやすくなり、血栓性疾患を発症する危険性があるからです。
通常、手術前の1週間、薬によっては1ヶ月間止める必要があり、休薬することで患者さんに危険を及ぼすことがないか、処方した医師と綿密に打ち合わせる必要があります。
鼠径(そけい)ヘルニアの手術後の経過・生活についてお聞かせください。
手術が終了したら、歩いて手術室から回復室へ移っていただきます。以後、歩行制限はありません。約1時間の経過観察後、問題なければ帰宅していただきます。手術当日からシャワーは可能で、食事に制限はなく手術前と変わらないいつも通りの食事を摂ってかまいません。次の外来受診は1週間後です。キズはテープで止めるため、抜糸はありません。
手術中や手術後の痛みは強いのでしょうか?
手術中は、軽く眠った状態で経過し、痛みを感じることは全くありません。手術終了とほぼ同時に目が覚めます。手術後の痛みには個人差があり、翌日から自転車に乗って仕事に行った人もいれば、痛みや突っ張り感のために、動きに不自由を感じる人もいます。平均的には、痛み止めの内服薬や坐薬を2~3回使用される程度です。通常1週間くらいたつと、日常の動作で痛みを感じることは少なくなります。
デスクワークや家事は翌日からでも可能ですが、力仕事や激しい運動は、暫く控えた方が無難です。その他2~3週間注意することは、重いものを持つ、体を強く折り曲げたりねじる、飛び跳ねる、強く咳をする、便秘等です。大きな腹圧がかかると、メッシュで閉じたヘルニア門・腹壁の修復過程に影響して、スムースな治りを妨げる可能性があるからです。

内視鏡Q&A

最近、大腸がんが増えているそうです。どんな症状があるのですか?
食生活の欧米化により、増加の傾向にある大腸がんですが、その症状としては、血便、便秘、下痢、腹痛などがみられます。しかし早期のがんはほとんど自覚症状はありません。
どのようにして診断するのですか?
便潜血、内視鏡、X線などにより診断されますが、最近では大腸内視鏡検査が広く行われるようになり、造影検査(バリウム検査)では見つけにくい、ポリープ以外の平坦型早期大腸がん(悪性度が高い)がたくさん見つかるようになりました。早期の大腸がんは、外科手術をしなくても内視鏡を用いて完全切除が可能です。痛みや出血などの症状が出てからは手遅れになることもあります。40歳になったら、定期的にチェックしておけば、運悪くがんが出来ても、ほとんどの場合手遅れになるようなことはありません。
大腸内視鏡検査は、どんな検査ですか?とても苦しいと聞きましたが。
お尻から内視鏡を入れて大腸の粘膜を直接観察し、大腸のただれ、きず、ポリープ、がんや、その他の微細な病変を診断する検査です。少し前までは、「とても苦しつらい検査」言われ、言われたこともありました。その後、スコープの挿入法や前処置・前投薬を始めとする大腸内視鏡検査システム全体の改善や機器の改良などにより、最近は以前とは比べようもないほど楽で一般的な検査になっています。症状がなくても40歳になったら、定期的検査を受けて健康管理をすることが大切です。
大腸内視鏡検査は前処置がつらいと聞きましたが、実際はどうなんでしょうか?
内視鏡検査に際しては、あらかじめ腸内容が十分排除されている必要があり、前処置が欠かせません。具体的には検査前夜の食事を午後9時までに摂り、便秘気味の人は、軽い下剤を飲みます。翌朝午前9時過ぎに下剤を飲み始め、便カスが出なくなると準備完了です。「検査よりも前処置が苦しかった」という声も聞きますが、最近の前処置薬は飲みやすく、また、専用のトイレを設けるなど、心身の苦痛を和らげる様々な工夫がされてきています。ただ、内視鏡の目的はあくまで病変の早期発見と安全・確実な治療なので、内視鏡の挿入操作自体に苦痛が伴わないような技術を、検査医師は備えています。
検査室では?
検査台の上に身体の左側を下に寝ます。検査直前に大腸の動きを止める薬と、軽い精神安定剤など(患者さんの希望により使用しない場合もあります)を注射します。肛門より内視鏡を挿入し、くねくねと曲がった大腸をたぐりよせてまっすぐにしながら、長さ1,5mほどの大腸を80cmくらいに短くして盲腸や終末回腸まで進めます。検査時間は10分から20分位ですが、ポリープ切除の個数などで異なります。
合併症はありますか?
内視鏡による合併症と内視鏡的切除による合併症があります。主なものは出血と穿孔で、頻度は低く出血で0.9%、穿孔で0.05%程度です。食事の欧米化などにより、大腸がんは増加の傾向があります。早期発見、早期治療が命を救います。
胃内視鏡検査では、どんなことが分かるのですか?
口腔(くう)に始まり、食道、胃、十二指腸の下行部まで観察し、炎症や潰瘍(かいよう)、ポリープ、腫(しゅ)瘍の有無などを観察します。診断に必要なら、病変部に色素の撒布や生検(組織の一部をとって調べる)を加えます。
検査の前にはどんなことをするのですか?
通常、前夜9時以降は絶食し、当日は食事・飲水をしないで来院していただきます。前処置は施設により多少差があります。すなわち、十分な鎮痛・鎮静のために各種の鎮静剤を注射する施設と、副作用を避けるため交感神経遮断剤(胃などの動きを止める)のみで行う施設があります。
検査は苦しくないのですか?
内視鏡はつらいという意識がいまだに強いようです。苦痛の大半は食道の入り口までの操作と関連しています。検査をする医師は、この部分を円滑に通過させることに工夫を重ねます。検査前の咽頭麻酔と挿入手技が苦痛の有無に大きくかかわるからです。のどもとをすぎれば、つらさは半減するものです。
経鼻内視鏡について教えてください。
鼻から挿入する経鼻内視鏡は、とても細いため(先端部の外径5.0mm)鼻腔から食道に入ります。そのため舌根に触れず嘔吐(おうと)反射が起こりにくいという利点があります。ただ生検は可能ですが、ポリープ切除などの治療は、現時点ではできません。経鼻内視鏡は勿論、従来のように口から挿入することもできます。

巻き爪矯正Q&A

巻き爪(づめ)で困っているという話を聞きますが、どんな病気ですか。
外来でよく見られる病気で、爪の端が巻き込んで皮膚に食い込んだ状態を言います。正式には嵌入爪(かんにゅうそう)と呼び、適切な治療が行われなければ治癒は長引く上に、再発・再燃の多いやっかいな病気です。
好発部位は足の親指で、他の指にはほとんど発生しません。巻き爪による炎症や痛みは爪の変形に加え、靴による圧迫、不適切な爪切りによる爪棘(そうきょく・とげ)の形成により爪郭(かく・図参照)に食い込んで起こるもので、炎症を起こすたびに爪郭は厚くなり、さらに食い込みやすくなるという悪循環を繰り返します。
原因は何ですか?
不適切な靴の使用、長時間の立ち仕事、肥満、爪みずむしなどが挙げられます。外来では巻き爪になってどのくらいたつか、初めてか再発か、爪切りの方法(深爪など)、靴の形、歩き方、スポーツの状況等を尋ねます。
診断や治療法は?
巻き爪部分の痛み、はれ、発赤、うみや肉芽形成などが見られることで診断できます。爪の変形、食い込み方、炎症の程度などを診察してから治療法を決めます。
炎症の程度が強い場合は、鎮痛剤、抗生物質などは無効です。爪による刺激で炎症が軽快しません。初発例は爪郭へ食い込んでいる爪の部分切除を行います。切除が十分に行われると炎症は数日で良くなりますが、多くは爪が伸びると炎症が再発します。

湿潤療法Q&A

湿潤療法とはどんな治療法ですか。
すり傷などのけがをすると、傷口には滲出(しんしゅつ)液という透明の体液がにじみ出てきます。この液には、傷を修復し皮膚を再生させるさまざまな物質が含まれています。
傷を早くきれいに治すにはこの滲出液を乾かさないように密閉(カバー)して湿潤な環境を保つことが大切になります。
いままでは傷口を消毒し、乾かしてガーゼをあてるのが普通と思っていたのですが?
長い間、けがに消毒が欠かせないとされてきたのは、傷口からばい菌が入って化膿するのを防ぐためでした。ひじやひざを擦りむいて血が出た場合、かつてはアルコールなどで消毒したあと、通気性のよいガーゼをつけ換えて乾燥させ、かさぶたができたら「治ってきた」と安心したものでした。
しかしこの治療法では、神経が空気に触れることでヒリヒリと痛んだり、ガーゼを交換する時に治りかけの皮膚も一緒に剥(は)いでしまったり、傷あとがいつまでも残ったりすることが少なくありません。
早く、きれいに治すには、傷口を消毒せず、乾燥させないことが大切です。
ただし砂やガラス片、などの異物が水で洗っても取れない場合や感染症の心配があるときは医師の診断を受けることをおすすめします。
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